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秋季彼岸会法要の案内

  秋季彼岸会法要の御案内

 不治の病床に身をよこたえた幼な子が、母に尋ねた。「お母さん、死んだらどうなるの」と。ただ口先ばかりの 慰めの言葉をくり返すことの空しさに耐えかねた母は、祈るようにして答えた。「坊や、仏さまの国へ往くんですよ。お母さんも、きっと後から往きますから、 待っていてね」と。幼な子は、つぶやくように言った。「うん、待っているよ、きっと来てね」と。数日の後、幼な子は死んだ。わが子に先立たれた悲しみのな かで、残された母は自らに語る。「私は、坊やとの約束をはたさねばならない。でないと、坊やをだましたことになるのだから……」と。
 親鸞は、ひたすらに語りかける。「ひとえに往生極楽の道をといきかんがためなり」と。  (廣瀬杲『滴々抄』より)
                                       
拝 啓 異常な暑さが続きますが、皆様ご健勝にお過ごしのことと拝察いたします。さて、今年もお彼岸の時期となりました。毎年この時期になると彼岸参りが恒例 となっています。しかし、そのお参りが単なる墓参りや供養としての通過儀礼で終わっているような気がしてなりません。亡き人を通して、自分自身の生き方を 見つめ直す大事な御縁としていきたいものです。
 秋の彼岸会法要を下記の如く厳修致します。何卒、有縁の皆様をお誘い合わせの上、御参詣下さり、聞法という御縁にお遇い下さいませ。
                                                    合掌
         記

  日時  平成24年 9月19日~25日の7日間、午前9時半開筵
  講師  姫路 明泉寺若院 名和 達宣師 (20日~23日)
福浄寺住職 (19日、24~25日)
川良山 福浄寺
御門徒皆様

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