8月の「婦人会法筵」・「盂蘭盆会法要」の御案内
一りんの 朝顔に
かすかな 呼吸のような風 ―山村暮鳥―
田舎駅のホームに朝顔の花が清々しく咲いていた。毎朝掃除に来るお婆ちゃんの丹精の賜物である。そばに立て札があった。表には「美しく 咲きます」とかわいい字で書いてあり、その裏には「美しく 咲かせます」と書いてあったという。
「咲かせます」はお婆ちゃんの自信であり、切なる願いであろう。「咲きます」は朝顔の生命の願いであり、それはやむにやまれぬ生命の純粋意欲である。
咲きたいという内なる願いと、咲かせたいという外からの願いが成就して一輪の朝顔の花が咲く。そよ風は、目には見えないが、そっとささやく。「ほんとうによかったね」
毎年八月は、原爆投下、終戦、お盆と、いのちについてあらためて考える大切な御縁となる月です。二度の世界大戦を経験した今でも、世界各地で戦争がやむこ とはありません。だからこそ、戦争でなくなった方、親、御先祖を思い、私達が今ここに生きている意味を今一度問い直し、いのちのつながりやひろがりを感じ ていく事が大切なのではないでしょうか。
この「婦人会法筵」は、婦人会が開いて下さる福浄寺の法要です。会員皆様に限りませんので御門徒皆様もお誘い合わせの上、御参詣下さい。
婦人会法要
日時 8月3日(金)~5日(日)までの3日間 午前9時半開筵
法話 崎戸 真蓮寺住職 寺本 温師
盂蘭盆会法要
日時 8月16日(木)午前9時半開宴
法話 寺中
納骨堂読経 8月13日~15日午後6時