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年間行事のご案内

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修正会 (1月1日~3日)

  元日の朝、お寺の本堂にて勤まる朝のお参りを修正会と言います。真宗の教えを聞く者として、一年の始まりを御本尊阿弥陀如来の前で、お迎えする集いです。

  正信偈のお勤めの後、住職さんの新年の挨拶があり、この一年、お念仏を申す生活を送ることを確認し、最後に参詣の方々にお屠蘇をお出しして、元日の挨拶とします。

御正忌報恩講 (1月22日~28日)

 11月28日は宗祖親鸞聖人の祥月の御命日です。京都東本願寺では、御命日にあわせて11月に七日間の御正忌報恩講が勤まります。

 福浄寺では、1月に時期をずらして、同じく七日間お勤めいたします。寺、門徒あげての、一年の中でも、最も大切な法要ですので、準備も早くから行われます。お内陣にお供えするお餅をつき、須弥盛りと言われる、盛り方に積み上げていく作業や木(ぼく)を使って立てる仏華、そして、お昼にいただく精進のお斎の材料など、多くの方々の支えによって形になっていきます。

 お念仏の教えを伝えてくださった親鸞聖人や、その教えを聞き伝えてくださった、先達の方々に思いを馳せながら、私たちもお念仏申すご縁をいただく大切な法要なのです。

春季・秋季永代経法要 (2月・10月)

  永代経法要は、報恩講と同じく、寺院では必ず勤められる仏縁です。時期については各寺院によってさまざまのようですが、福浄寺では、2月と10月にお勤めします。

 浄土三部経の読経があり、読経中には御門徒の方々にお焼香をしていただきます。向かって内陣余間に江戸から平成に至るまでの、教えを伝えてくださった、ご先祖の法名を記した法名帳を安置して、そのご恩を偲びます。

 また、御門徒の皆さんに、あらかじめ「御供米」と書いた袋をお渡しして、各家々よりお仏供米を持ち寄っていただき、そのお米を内陣右余間に積み重ねてお供えします。

 法要後には、婦人会の皆さんが精魂込めて作って下さった、おいしい精進のお斎をいただきます。

春・秋彼岸会 (3月・9月)

 彼岸とは、お墓参りをするための期間ではありません。彼岸は「彼の岸」、清浄な土、お浄土の世界を指し示す言葉です。その彼岸、お浄土の教えを聞き開いて、此岸「此の岸」この迷いの世界で生きる私たちの、本当の心の依り処を尋ねさせていただく仏縁なのです。

以信会・婦人会追弔会 (4月)

 約120年の歴史を持つ聞法の会、以信会と80年近い歩みを持つ、婦人会の物故会員の方々の追弔会です。亡き方の鎮魂や、追善供養といったことで勤まる法要ではありません。教えを聞き開き、伝え残して下さった亡き人、ご先祖方を偲ぶことをご縁として、私たちが仏法のご縁にあわせていただく法要です。

 法要期間中には、それぞれの総会が開催され、役員さんの交代の挨拶や、一年間の活動の計画などの会議がされます。

花祭り敬老会 (5月)

  お釈迦様の誕生をお祝いする機縁(本来は4月8日です)として、お釈迦様の誕生や私たちがこの世にいのちある者として生まれてきた意味を尋ねる法要です。

 毎年75歳以上の御門徒の敬老者の方に法要のご案内を出し、花祭り敬老会として開催されます。正信偈のお勤めの後、住職さんの法話があり、みのり幼稚園・みのり保育園の園児達からの劇や歌の出し物があったり、ゲストの方をお呼びして、トークや歌などを楽しみます。とてもにぎやかに勤まる法要です。その後は祝宴の席もあり、お弁当を食べながら楽しい一時を過ごします。

作上り法筵 (7月)

  「作上り」とは田植えの作がほぼ終わった事を言います。御門徒のほとんどの方が農家のため、五月から六月にかけて農繁期が来るので法要がありません。その田作りも一段落した頃に勤められる法要が、この作上り法筵です。

 田の土や水や草木やバッタやミミズ等、大小の生き物に眼を向け、自然の働きや恵みを“自然(じねん)”の世界として受け止め、私たちの計らいや思惑、分別を超えた世界を実感していく機会として、私たちのご先祖は、それを作上り“仏縁”として大切にしてこられたのです。

盂蘭盆会法要 (8月)

  一般には「お盆」と呼びならわし、親しんでいますが、正式には「盂蘭盆」と言います。「盂蘭盆」とはインド語で“ウランバナ”といい、「倒懸(とうけん)」と訳され、逆さ吊りの苦しみという意味です。中国でつくられた“盂蘭盆経”というお経によれば、お釈迦様の弟子の目連尊者の、亡くなった母親が、餓鬼世界に堕ちて苦しんでいる事を知り、お釈迦様の教えに従って、7月15日に雨季の間の学習会を終え、懺悔(反省会)の自恣をするにあたり、食物や休む場など布施をしたところ、その功徳により母親が餓鬼道から救われたという物語が説かれているようです。

 浄土真宗では、亡き人に善行を積んだり、それを回向するという教えは説かれていません。私たちにとってお盆は、ご先祖の恩を偲び、私が教えを聞き、お念仏の教えに合わせていただく機関として、お勤めしています。

門徒報恩講 (12月)

  福浄寺は、御正忌報恩講で始まり、門徒報恩講で終わるという一年を送っています。この門徒報恩講は、御門徒の方々と一緒に勤める法要です。

 家々を一軒ずつお参りするところもあるようですが、こちらでは各地区別にお参りいただいて、お勤めをいたします。親鸞聖人の本願念仏のみ教えを共に聴聞させていただく大事なご縁なのです。お昼は、各地区の持ち回りで、お斎の準備をしてそれぞれの地域の味が出された精進料理が振る舞われます。

 

 

(他に、年に2回ほど真宗入門講座を開きます。「まんが宗祖親鸞聖人」【東本願寺難波別院、発行】をテキストに、親鸞聖人のご生涯や浄土真宗の教えを学ぶ機会を設けています。)

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