第5回 真宗入門講座 まんが「宗祖親鸞聖人」に学ぶ
この度、第5回目の真宗入門講座を開催いたします。講座の内容は難波別院発行のまんが「宗祖親鸞聖人」をテキストにして、宗祖の御生涯を学んでいきます。講師に、京都東本願寺で真宗教学を専門に学んでおられる鶴見晃師をお迎えします。御多忙とは存じますが、お誘い合わせ御参加下さいますよう御案内申し上げます。
日時:平成25年 11月11日(月)午後19:30~
11月12日(火)午前9:30~
場所:福浄寺本堂
講師:鶴見 晃師 (真宗大谷派教学研究所研究員)
【前回までのあらすじ】
京都吉水の法然上人の門下に入り、ようやく唯念仏の教えにたどり着いた親鸞聖人。そこで様々な人々との出遇いによって、情熱的な浄土の仏道の学びを進めていかれます。法然上人が説かれる念仏の教えは男女貴賤の隔てはなく、何の条件もなく平等に阿弥陀の本願に救われていく教えでした。しかし、吉水で念仏の声が広まると同時に、専修念仏の教えを曲解して身勝手な言動をする者も中にはいました。その様な人々の思いもよらぬ振る舞いが、やがて比叡山からの「元久の警告」となり、吉水教団の活動自粛を迫られる事態へと展開していきます。その様な時に法然上人の主著「選択本願念仏集」の書写を許された聖人は「善信」と名を改め、より一層の浄土教の研鑽につとめられました。