第6回 真宗入門講座 まんが「宗祖親鸞聖人」に学ぶ
この度、第6回目の真宗入門講座を開催いたします。講座の内容は難波別院発行のまんが「宗祖親鸞聖人」をテキストにして、宗祖の御生涯を学んでいきます。講師に、京都東本願寺で真宗教学を専門に学んでおられる鶴見晃師をお迎えします。御多忙とは存じますが、お誘い合わせ御参加下さいますよう御案内申し上げます。
日時:平成26年
10月7日(火)午後19:30~
10月8日(水)午前9:30~
場所:福浄寺本堂
講師:鶴見 晃師
(真宗大谷派教学研究所研究員)
【前回までのあらすじ】
親鸞聖人33才の時、師法然上人の主著、『選択本願念仏集』の書写を許され、浄土へ生まれ往く存在としての確信と同時に、念仏者として「伝える」事の使命感を身にいただかれていきます。
また、門徒内で「一念義」と「多念義」の対立が次第に溝を深め、聖人は信行両座の会座を開かれます。門弟の誰もが行の座に着く中、親鸞聖人他、少数の門弟は信の座へ。最後に法然上人が信の座に着き、阿弥陀仏の本願を信じる事が、浄土往生の因であると示されました。
専修念仏の教えが京都に広まる一方、他宗からは和国の存立を脅かす存在と蔑視されました。その為、南都興福寺は念仏者達の九箇条の過失を取り上げ、朝廷に訴える事態となります。それからというもの、法然門下は他宗からの風当たりが厳しくなっていき、破門せざるを得ない門弟まで出る事態となり、その後、念仏宗の弾圧につながる事態へと展開していきます。